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キラリひょうごプロジェクト紹介(平成26年度)

但馬杜氏の伝統技術を継承 こうのとり純米酒プロジェクト

<概要>

元禄15年(1702年)の創業以来、銘酒・竹泉の製造・販売を行う田治米合名会社では、製造商品の全てを醸造アルコールを加えない「純米酒」づくりに取組んでいます。300年変わらぬ敷地内の井戸水とコウノトリ育む農法による無農薬米。但馬杜氏の伝統を継承した技術が、両者の出合いを純米酒の長期熟成酒へと昇華させ、米の旨味をとことん引き出します。

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本プロジェクトの魅力

創業元禄十五年。三百年の歴史を持つ地酒「竹泉」

「竹泉(ちくせん)」の「竹」は円山川上流の清流「竹の川」の水を用いたことに由来し、「泉」は先祖の出身地、和泉の国から取られています。
先祖に対する感謝尊敬の念、良水を尊び良水を育む風土に感謝する、そんな想いが「竹泉」の銘にこめられています。

竹泉の創業者は、故郷の泉州・和泉国より酒造りに適した水を求めて、今の但馬・朝来市へやってきました。兵庫県の北部・但馬地方の京都寄りに位置する朝来市は、人口32,396人(2014年9月現在)の山々の間に田畑の広がる地域です。

最近では、天空の城・竹田城跡で話題に上り、生野銀山・茶すり山古墳など、古くからの遺跡も残る地域でもあります。夏場は暑く、冬場は雪深い自然の豊かなこの土地で育ったお米、山の大地が大切に蓄えた水を用いる事で、「竹泉」は造られています。

竹泉の蔵人

但馬杜氏は、南部杜氏、越後杜氏、丹波杜氏と並んで「日本四大杜氏」といわれ全国でも3番目の規模を有していると言われています。但馬杜氏は昔から様々な土地への出稼ぎが多かった事により、酒造りのノウハウが但馬に集まり西日本髄一の技術集団とも呼ばれました。その技を若手の職人が引き継ぎながら、自分たちの思いとともに技を磨き、また勉強・研究し酒造りに励んでいます。

 

近年の全国新酒鑑評会での連続金賞受賞の実績と、旨味のある丹精込めた純米酒造りの腕は、竹泉の屋台骨でもあります。但馬杜氏の伝統を受け継いだ若い蔵人達、瓶を洗い、瓶詰めを行う人、ラベルを貼り製品を商品へしていく人、みんなの力が全て集まり、一つになる事で初めてお客様のもとへ、旨い「竹泉」をお届けすることが出来るのです。

円山川上流の清流「竹の川」の水

元禄十五年、朝来市の中国山脈の清純な伏流水に出会い、和泉の国より移ってきたのが田治米合名会社の始まりであります。円山川上流の清流「竹の川」の水を用いたことから、竹泉の「竹」がつけられたように、300年を経た現在でも、敷地内の井戸水により仕込みが行われています。6月にはたくさんの蛍が舞い、子ども達が魚を追い、川遊びが出来る。そんな自然に育まれたやや軟水の古から涸れることなき水が、竹泉の特徴でもあるキレのよさと熟成された後の旨味を引き立てます。

米のこだわり

稲作農家が精力的に取り組む高品質な酒米栽培が、広く行われてきた但馬。竹泉の酒造りで使う米にも、地元農家の方の協力をいただき、蔵の想いを込めた酒造りを行っています。契約栽培によるコウノトリ米、但馬産五百万石、どんとこい米など、自信を持って酒造りが出来るお米ばかりです。これからも恵まれた気候の中、農家の方との協力を惜しまず、自然を育む酒造りに挑戦していきたいと思います。これまで、コウノトリ育む農法は豊岡市だけでしたが、朝来市にも広がり今冬から仕込んでいます。

コウノトリが悠然と舞う故郷を取り戻すために

 

かつて、コウノトリは日本全国で見られ、但馬地域でも豊岡を中心に数十羽のコウノトリが空を翔け、川辺や田圃で餌を食べ、木の上に巣をつくり雛を育てる姿を間近に見ることが出来ました。
しかし、農薬の影響や環境破壊などにより、餌となるドジョウや虫などがいなくなったり、巣を作るための木がなくなったりしたため、徐々に減少し、昭和46年に国内の野生のコウノトリは但馬地域を最後に姿を消しました。

野生のコウノトリが姿を消した昭和46年より、10年前、「このままでは絶滅してしまう」という声が高まり、保護や飼育下での繁殖が懸命に行われ、平成元年に初めて雛が誕生しました。
野生のコウノトリがいなくなり、17年の月日が経っていました。
初めて人工ふ化が成功して以来、毎年、増殖に成功し、現在は約90羽のコウノトリが飼育されています。
平成17年からは放鳥が開始され、平成19年には43年ぶりに野生下でヒナが誕生しました。そして、平成24年には野生生まれの両親からヒナが誕生し、野生復帰の新しい局面を迎えました。
平成26年4月現在で、野外の生息羽数は約70羽に達し、そのうち野外生まれは50羽を超えました。そして、平成26年3月には、ついに豊岡生まれの1羽のメスが韓国まで飛んでいきました。
但馬地域では、コウノトリと共生できる環境が人にとっても安全で安心できる豊かな環境であるとの視点に立って、人とコウノトリが共生できる環境づくりが進められています。
現在、その取り組みとして、餌場としての冬期にも田んぼに水を張るなど農地・農業を見直した「コウノトリ育む農法」や巣を作るための木を育てる自然再生の取り組みなどが地域を挙げて行われています。

応援メッセージ

たじま農業協同組合 今井 克己さん

たじま農業協同組合 今井 克己さん

私は、田治米が好きです。田治米さんのお酒応援します。お酒はお米で作られています。田治米さんは、お米を大事にしてくれています。生産者の気持ちもわかろうとしてくれています。農家は、蔵の思いを米づくりで返します。農家と蔵ともにお互いにごまかしや手抜きは出来ない仕組みが出来ます。
「エシカル」(倫理的=環境保全や社会貢献)この言葉がこれからの社会のスタンダード善悪の基準となるでしょう。いま、豊かな生活の背景に「エシカルであること」があることは矜持とすべきでしょう。
お酒を飲む、この生活行為にすら真の豊かさを実感するものとなるでしょう。

たじま農業協同組合 堀田 和則さん

たじま農業協同組合 堀田 和則さん

お酒に使うのはお米。そのお米の生産する場所、「田んぼ」には様々な生きものが暮らしています。
私たちのふるさとでは、一度絶滅したコウノトリが悠然と暮らすまでになりました。このコウノトリも田んぼの生きものを餌として暮らしています。田治米さんのお酒に使っていただいているお米は「コウノトリ育むお米」と言います。農家がコウノトリも暮らせる豊かな地域をつくりたい!田んぼに暮らすいきものを増やしたい!という明確な意思でお米づくりを行っています。徐々にではありますが、一度失われた景色、文化も戻って来ています。
その無農薬お米を使った田治米さんのお酒も失われた日本酒の文化を取り戻すだけでなく、新たな文化も創り出してくれると思っています。
なぜなら、美味しいお酒を飲むことで、田んぼの小さな命やふるさとの景色を守ることにつながるのですから。

営業者紹介

田治米合名会社

田治米合名会社

「一粒の米にも無限の力あり」の理念のもと、元禄時代より続く伝統を守りながら、地元地域のお米や水を使用し、地元・但馬との共存共栄を目指すと共に、体に優しく、旨いお酒を造る事により、人の笑顔と故郷の自然が末永く、共にあり続けられるように、地域と一体化した酒造りを目指しています。

< 会社沿革 >

1702年(元禄15年) 創業
1910年(明治43年)4月 田治米合名会社設立
1988年(昭和63年)10月 田治米定彦代表社員に就任
1999年(平成11年) 米と麹だけで造る純米酒にこだわる醸造を開始
2006年(平成18年)1月 田治米博貴代表社員に就任
2007年(平成19年) 2年貯蔵し熟成させた純米酒の醸造・販売を開始
2012年(平成24年) 単一酵母の純米酒のみの醸造を開始
2013年(平成25年) 海外への販路開拓を開始

< 参考ウェブサイト >

Facebook

代表取締役 田治米 博貴

代表取締役 田治米 博貴

東京農大卒業。
平成9年から10年にかけて、独立法人酒類総合研究所にて講習を受ける。
平成11年田治米合名会社に入社
平成18年代表社長に就任。

代表メッセージ

食中は熟成純米燗酒で食卓を豊かにして下さい。

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<ご注意(必ずお読みください)>

ふるさと投資は、元本及び分配金が保証されているものではありません。したがって事業者の財務、経営悪化などにより、損失が生じる可能性があるといったリスクが考えられます。本ホームページは投資勧誘を目的とするものではありません。また、本ホームページで紹介しているプロジェクトは、外部有識者を中心とした審査委員会の審査にもとづき選定していますが、前述のリスクを排除するものではありません。兵庫県及び(公財)ひょうご産業活性化センターは同プロジェクトに対する投資を行った結果に対し、一切の責任を負うものではありません。