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キラリひょうごプロジェクト紹介

こだわりの餌で一貫飼育する ブランド但馬牛プロジェクト

<概要>

・株式会社上田畜産は兵庫県但馬地方で繁殖から肥育まで一貫生産を行う畜産農家です。
・神戸ビーフの頂点を決める大会で最高賞を受賞するなど、高い評価を受けています。
・2014年には城崎温泉の一角に直販店「牛匠上田」をオープンさせ、自社ブランド牛肉「但馬玄(たじまぐろ)」を販売しています。

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本プロジェクトの魅力

神戸ビーフの頂点に君臨する「但馬玄」

上田畜産が育てる牛は、サシはたくさん入っていても、胸やけの原因とされる飽和脂肪酸の含有量が非常に少ないことが特徴です。上田畜産はこの牛を、自社ブランド「但馬玄」と名付けました。名前の由来は、魚に多く含まれる不飽和脂肪酸を多く含み、マグロのような脂質を持つ、最高級の但馬牛を育てたいという思いからきています。融点(溶ける温度)が非常に低いため、大トロのように、口に含んだ瞬間とろけてしまいます。

また、但馬玄はまるで熟成肉のように赤身に肉本来の旨みがあります。通常熟成牛肉とは、約1ヶ月間肉を一定の温度で寝かせて旨味を増やし、細胞分裂により肉を柔らかくするために使われる技法ですが、上田畜産のお肉は熟成させる必要がありません。上田畜産の牛は成長過程によって飼育方法に工夫を凝らし、成体の状態でも熟成肉以上の肉質を作っているからです。
しっとり柔らかく、深い味わいがあり、しかも脂があっさりしている成体熟成の但馬牛が経験とこだわりによりできあがるのです。

その結果、神戸ビーフの頂点を決める「神戸ビーフ枝肉共励会」(13年)では最高賞の「名誉賞」を受賞し、日経トレンディや、テレビ番組などでも多数紹介されています。

ロース

ヘレ

美味さの秘密は独自飼料にあり!

上田畜産は5年に1度しかない和牛のオリンピック「全国和牛能力共進会」に兵庫県代表として3度出場するだけでなく、2012年は前人未到の育成牛と肥育牛の2部門でW出場を果たし、兵庫県の畜産共進会では5度の名誉賞(農林水産大臣賞)を受賞するなど、畜産農家として非常に高い評価を受けています。
しかし、ここまでの道のりは決して順風満帆ではなく、一時は経営危機にまで陥った過去があったのです。

上田畜産は元々、種付して出産させた子牛を月齢9か月まで育て、子牛市場に出品する繁殖農家でした。この但馬牛が全国のブランド牛の素牛となっています。それに対して、子牛を買って月齢28~32か月まで育てるのが肥育農家と呼ばれ、繁殖と肥育では求められる技術が異なるため、専門分野として分業がなされています。

そんな中で、上田畜産が、肥育にも力を入れ始めたのは約8年前のこと。「子牛市場では価値のつかない“落ちこぼれ”子牛を、自分の手で立派に育ててみせよう」という反骨精神からの出発でした。当初は順調に牛が育っていましたが、肥育を初めて5年後、牛舎に病気が入り多くの牛を失い、一気に経営破綻の危機に陥りました。そんなときに、一部だけ毛ヅヤのいい丈夫な牛がいました。それは、「そば・ごま・あわ」など天然素材を試験的に与えていた牛たちでした。

代表の上田さん

「カロリーの高い餌で太らせていても、病気が入ると打ち勝てない」と気付いた代表の上田さんはそれまでの飼育方法を一切捨て、「病気に負けない強い牛をつくろう」と決意します。餌を雑穀中心のオリジナル飼料に変え、丈夫な胃袋を持つ「腹づくり」に専念しました。すると、牛は健康になり、性質も穏やかになりました。それ以後、ほとんど病気にもかからないため、そもそも注射を打つ必要もなく、安全かつ本当に美味しい牛が育つようになっています。

独自ブランド「但馬玄」で6次産業化

但馬玄スモーク

近年、子牛の市場価格が5年前の約2倍となり、さらに現在も過去最高値を更新し続けています。通常、牛の仕入価格、出荷価格は、市場価格に左右されるため自分で値段を決めることが出来ず、そのことで経営が圧迫される肥育農家が増えています。

上田畜産も常々その危機感を感じていました。
そこで、2014年精肉・小売部門を内製化し、「但馬玄」の美味しさを直接伝えるお店として「牛匠 上田」を城崎温泉の一角に出店しました。ここに、「繁殖から肥育、加工食品の開発、そして小売」まで一貫して行う真の6次産業化企業が誕生したのです。

観光スポットともあって、多くの観光客の方がお土産に購入して行かれます。中でも人気なのは「但馬玄スモーク(写真)」。牛たちに天然素材の餌を与えているので、加工食品にも当然添加物を一切使用していません。また、但馬牛ホルモン鍋セットも人気商品の一つ。あっさりとしたホルモンと但馬産丸大豆醤油をベースとした鍋つゆは絶妙のバランスです。

オープンから1年経過し、順調に売上が上がっており、現在大阪や名古屋のレストランからも引き合いが来ており、今後は広告宣伝に力を入れて、地元以外の卸先開拓を進め、売上拡大を目指します。

営業者紹介

株式会社上田畜産

独自の餌の配合や飼育方法により、全国的に高い評価を受け、現在約500頭の但馬牛を飼育しています。
上田社長(写真左上)を支えるのは、「牛匠上田」の責任者を務める妻の美幸さん(写真中央上)以下、4名のスタッフです。「牛が好き、自分には牛しかない」という上田社長の夢を共に叶えるために、勤めていた銀行を辞め、親戚一同の反対も押し切って牧場へ嫁ぐことを決意した美幸さん。「実際にやってみたら、休みはないし想像以上に大変ですけどね。義務でできる仕事じゃないですよ。やりたいとか好きだとかいう気持ちがないとできません。」
家族・社員が一丸となって「但馬玄」の美味しさを全国へ届けています。

< 会社沿革 >

1990年(平成2年) 代表の上田伸也氏が祖父の畜産業を継ぎ就農
2009年(平成21年) 法人化
2014年(平成26年) 6次産業事業として牛匠上田オープン

< 参考ウェブサイト >

代表取締役 上田 伸也

代表者紹介

代表取締役
上田 伸也

かつて、但馬地方の畜産農家は、冬場は出稼ぎに行くのが一般的でした。そんなときに「牛一本で食える農業」を志し、平成2年の就農以来、独自の飼育方法と経営路線を確立し、約25年の間に目覚ましい経営拡大を遂げました。

代表メッセージ

畜産農家の新しい形を目指して日々奮闘しています。
「健康な牛を育てること」を信念に、牛舎内は清潔に保ち、温度管理に気を使うなど、牛にストレスをかけないよう心がけています。
但馬玄は脂肪があっさりしていて、くどくないのが特徴です。純血を守る希少な牛を是非味わってほしいと思います。

このプロジェクトを通じて一人でも多くの方に本当の牛の美味しさを知ってほしいと思っています。
私達の信条は「愛こそすべて」。愛情をもって命を扱うこと、そこにこだわることが大切だと信じています。

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<ご注意(必ずお読みください)>

ふるさと投資は、元本及び分配金が保証されているものではありません。したがって事業者の財務、経営悪化などにより、損失が生じる可能性があるといったリスクが考えられます。本ホームページは投資勧誘を目的とするものではありません。また、本ホームページで紹介しているプロジェクトは、外部有識者を中心とした審査委員会の審査にもとづき選定していますが、前述のリスクを排除するものではありません。兵庫県及び(公財)ひょうご産業活性化センターは同プロジェクトに対する投資を行った結果に対し、一切の責任を負うものではありません。