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キラリひょうごプロジェクト紹介

地域密着・夏越し通年栽培トマトプロジェクト

<概要>

ITを活用したハウスで夏越し通年栽培した栄養価の高い「八百ちゃんトマト」を使い、加工品、飲食などの用途を拡大する、株式会社みつヴィレッジのプロジェクトをご紹介します。

お話いただいたのは・・・
事業担当者
八百 伸弥さん(株式会社みつヴィレッジ 取締役副社長)

プロフィール
2009年、大阪大学基礎工学部システム科学科卒業。2011年、同大学院基礎工学研究科修了。経営コンサルティング会社での勤務を経て、株式会社網干造船所入社。2014年10月、同社の子会社として「株式会社みつヴィレッジ」を設立。

この事業のふるさと投資はこちら(外部サイトへリンク)
栄養価の高いトマトとトマトソースファンド(外部サイトへのリンク)

プロジェクトの背景

「農業の産業化」への思い

兵庫県西部に位置する姫路市で始まるこのプロジェクトは、農業界でこれまで行われてきた「大規模生産・広域販売」を脱却し、「高効率・高付加価値生産、地元商圏販売」を実現する新しいビジネスモデルに挑戦します。

八百さん
株式会社みつヴィレッジは、取締役である私が2014年10月に設立しました。事業内容は「農業事業」と「コンサルティング事業」です。みつヴィレッジが「地域密着型高収益農業」を実際に行い、その実践にもとづくノウハウを全国各地へ伝えるコンサルティング事業を展開しており、現在は山口県・兵庫県・岐阜県・愛知県の5社に導入しております。


この挑戦の背景には、農業への参入者が増える中で、高収益のビジネスモデルがなかなか生まれてこない現状に対する強い問題意識がありました。

八百さん
この事業を始めるきっかけとなったのは、農業へ参入する企業が増える一方で、高収益のビジネスモデルがなかなか確立されていない現状を知ったことです。農業へ従事する方が年々減少し、少ない担い手も高齢化していく中で、魅力的なビジネスモデルを立ち上げることは急務であると感じました。経営コンサルティング会社での勤務経験があり、仕事を通じ地域の方とお話する中で、雇用創出や農業の担い手育成に対するニーズを寄せられることが多くありました。これらの動機が、姫路の地で農業を始める原点となっています。


八百さん
農業とは単に栽培を行う産業ではなく、「食の1次産業」であると考えています。加工品開発や小売店の強化といった6次化だけではなく、観光事業、教育事業との連携など、多面的に挑戦していきたいと考えています。


現在多くの農家は販売を外部組織に任せており、販売価格を自身で引き上げることが難しい状態にあります。そのため、独自に高収益のビジネスモデルを実現することは難しい状態です。
また株式会社等が新規事業として農業へ参入しようとする場合、農業未経験、IT農業の高額な初期投資の実現、広い耕地面積の確保など、参入の難しさ、収益化の難しさといった課題があります。

八百さん
「小規模な農地で、主な商圏は地元」というみつヴィレッジが実際に高い収益を上げることで、これから農業に挑戦しようとされている他の事業者に対する“モデル”となれればと思っています。農業界では昔から、製品(農産物)の安定品質・安定供給が難しいため産業化は困難であるとされてきました。この状況を変えていくことは、地域の未来にとって非常に重要であると感じています。




社会への効果

1.農業界全体の経営力強化

このプロジェクトで挑戦するひとつの大きな目標は、「夏越し通年栽培」の実現です。

八百さん
通常、ハウス栽培のトマトは「冬越し」で育てられ、10月下旬~6月下旬に収穫されます。「夏越し通年栽培」が実現できれば、2月下旬~12月上旬の収穫ができ、市場からニーズの高い9月上旬~10月中旬に出荷することができます。また栄養価も高いトマトを「冬越し通販栽培」と組み合わせることで通年で出荷することが可能です。さらに、コンサル事業で東南アジアなど比較的温度の高いエリアにも導入できる商品となります。現在、必要な設備について投資採算性も考慮しながら試行を重ねています。


「高収益夏越し通年トマト栽培」の実施モデルが確立でき次第、「高収益冬越し通年トマト栽培」モデルと同様に、コンサルティング商品として、そのノウハウを全国へ広めていきます。

八百さん
魅力的なこのビジネスモデルを、新たに農業へ参入する法人へ提案し、定着支援を行っていきます。植物生理学と土壌学を考慮し、IoT技術を活用した養液土耕トマト栽培は、組み合わせ技術として全国初の取組みとなるため、確立すれば社会から高い注目が集まることも期待できます。実際に自分たちが行う農業を通じたノウハウをコンサルティングで提供していくため、日々の実践の中で検証し、将来的には“兵庫発の高収益化ビジネスモデル”として全国に提案を広げていきたいと考えています。




2.安全で安心な食の提供

みつヴィレッジの看板商品である「八百ちゃんトマト」は、地域から広く評価を受けています。現在進行中ですが、調査機関と連携し成分を詳細に分析する中で、亜鉛やマンガン、アミノ酸が一般のトマトより多く含まれていることがわかっています。

八百さん
アミノ酸が多く含まれているため、酸味と甘みのバランスのとれた味となっております。生産ハウス近くの簡易直売所や近隣のスーパーで比較的お買い求めやすい価格で販売することで、消費者の皆様に高頻度で購入いただきたいと思っております。


今後はトマトハウスを増設することで収穫量を増やし、カフェや直売所を展開していくことを予定しているという八百さん。収穫量を増やすことで、トマトの加工食品化へ挑戦し、より広い地域・多くの方へ向け、その味を届けたいと考えています。


八百さん
「八百ちゃんトマト」のネーミングの由来は、私の名字である「八百」と「八百屋」を掛け合わせています。旧御津町(現:兵庫県たつの市)で長年町長を務めていた私の祖父(亀治)も「八百」姓なので、地域からの信頼感を受け止められるように、との意味も込めています。
事業を通じて地産地消・減農薬の農産物を届け、地域の健康づくりに貢献していきたいと思っています。収穫したトマトを買ってくださった方からは「すぐに売り切れてしまうので、収穫量を増やしてほしい」という嬉しい声が届いています。この期待に応えるためにも、規模の拡大を進めていきたいです。
このプロジェクトには、さまざまな面で可能性があると感じています。姫路市以外でも、農家の高齢化は全国的な課題です。この事業を実施し、広げていくためには、全国からの応援が欠かせません。


八百さんの挑戦が始まります。




< このプロジェクトを応援したい!もっと詳細を知りたい!という方は下記のページをご参照ください >

「地域密着・夏越し通年栽培トマトプロジェクト」への「ふるさと投資」もこちらから。
栄養価の高いトマトとトマトソースファンド(外部サイトへのリンク)





事業者の紹介

株式会社みつヴィレッジ

< 会社沿革 >

株式会社みつヴィレッジは、兵庫県姫路市網干区で1946年に創業した株式会社網干造船所の子会社として2014年10月に設立されました。
母体の網干造船所は、時代の流れに合わせて、造船業から鉄工業に業種を変え、現在に至ります。2014年5月、網干造船所の次期4代目社長となる八百伸弥(現副社長)の入社を期に「ギア・チェンジ」を掲げ、永続的発展を目指す「100年企業」となるための新規事業の1つとして「農業ビジネス」を開始しました。

<参考ウェブサイト>

・ウェブサイト http://www.mitsu-village.com/

<ご注意(必ずお読みください)>

ふるさと投資は、元本及び分配金が保証されているものではありません。したがって事業者の財務、経営悪化などにより、損失が生じる可能性があるといったリスクが考えられます。本ホームページは投資勧誘を目的とするものではありません。また、本ホームページで紹介しているプロジェクトは、外部有識者を中心とした審査委員会の審査にもとづき選定していますが、前述のリスクを排除するものではありません。兵庫県及び(公財)ひょうご産業活性化センターは同プロジェクトに対する投資を行った結果に対し、一切の責任を負うものではありません。