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キラリひょうごプロジェクト紹介

国産ゴルフクラブ発祥の地で老舗が挑む直販プロジェクト

<概要>

刀鍛冶の技術を継承した国産ゴルフクラブを工場直販するとともに、インターネットを通じ広く発信することで地場産業と地域経済を活性化する、株式会社東邦ゴルフのプロジェクトをご紹介します。

お話いただいたのは・・・
事業担当者
荒深 泰男さん(株式会社東邦ゴルフ 代表取締役)

プロフィール
昭和55年に東邦ゴルフへ入社し、研磨職人として従事。10年目より営業職を兼務し、商品開発・総務など業務全般に携わる。一時期は海外に生産拠点を置いていたが、国産に特化すべく小ロット生産体制を確立。長年の経験と知識を生かした商品開発に尽力する。

この事業のふるさと投資はこちら(外部サイトへリンク)
刀鍛冶職人直販のゴルフクラブファンド(外部サイトへのリンク)

プロジェクトの背景

1.生産が落ち込む「ゴルフクラブ発祥の地」

市川町は、兵庫県のほぼ中央に位置する人口12,709人の町です。町名でもある「市川(いちかわ)」が町の中心部を穏やかに流れ、訪れる人を優しく迎えます。
そんな市川町では、地域の事業者たちの協力体制のもと、初めての国産アイアン(頭部が薄い金属でできたゴルフクラブ)を製造するという挑戦が行われてきました。

荒深さん

市川町では、隣接する姫路の刀鍛冶職人によって技術が持ち込まれ、昭和初期からアイアンが製造されるようになったと言われています。「国産ゴルフクラブ発祥の地」として、クラブを製造する会社が かつては市内に20社ほどありました。


しかしその業態は大きく変わってきているといいます。

荒深さん

多くの事業所では、大手ゴルフメーカーの下請けとして仕事を受注していました。大手メーカーが国内生産から海外生産に切り替えたことで、下請けとなっていた事業者の多くは役目を終え、ゴルフ事業から撤退していきました。現在残っているのは7~8社程度で、生産量は全盛期の10%と落ち込んでいます。そのような流れから、受注先に依存しない製造・販売力を持つことが必要であると感じていました。




2.変わりつつある「ゴルフ」のイメージ

ゴルフ場の利用者数やゴルフ場の数は近年減少傾向となっており、競技人口が減っていると推測されます。

荒深さん

ゴルフというスポーツに対して、少しとっつきにくいような、敷居が高いイメージを持たれる方が増えているのかもしれません。それは「ゴルフクラブ」という商品についても同じです。いざ自分のクラブを買おうと決めたお客様から、「私はプロになるわけではないから“いいもの”は要らない」という声がよく聞かれます。
ですが本当は初心者の方こそ、安物ではなく本当に“いいもの”を買ってゴルフを始めたほうが効果的です。上級者になれば安物でもある程度使いこなせますが、初心者ではそうはいきません。“いいもの”には、使う人の技術を補ってくれる力があります。


良質なものは値段が高い。それはどうしても覆せない事実です。しかし東邦ゴルフでは、自社工場での一貫製造と工場からの直販を行うことで、市場に流通する工場生産の商品と同程度の値段で、職人が手作りする“本当にいいもの”を販売していきたいと考えています。
これから挑戦するのは、ひとりひとりのユーザーの声を受けて製造するオーダークラブの市場です。本来であれば非常に高価な値段で市場に流通するような品質の商品を自社内で一貫して生産することで、コストダウンをはかります。

荒深さん

機械で作ったゴルフクラブと、職人がその手で作ったゴルフクラブでは明らかに使用感が違います。私たちのつくるクラブは刀鍛冶の技術を体で感じることができる仕上がりです。言葉ではお伝えしづらいのですが、野球で例えると金属バットと木製バットくらい、ボールを打つ感触に差があり、当たった瞬間に方向がわかるような打感の良さを持っています。実際に使っていただければ他の商品には戻れないような、この感触を多くの方に知ってもらいたいです。


「本物の良さ」を多くの人に知っていただくため、キラリひょうごプロジェクトへ応募されたという荒深さん。低価格での製造販売を通じ、商品を広めたいと考えています。




社会への効果

地場産業の活性化と後継者育成

市川町のゴルフ産業を取り巻く明るい話題があります。

荒深さん

市川町が募る「ふるさと納税」の返礼品として、国産アイアンが採用されました。このアイアンを返礼品に選んだ寄附は3億円に上り、ゴルフやゴルフクラブが見直されていっていると感じます。そのほか、県の物産展等を通じた販売や町が開催するゴルフまつり等を通じ、知名度が上がっていっている実感があります。


全国から多くの注目が集まり、国産クラブの良さが広まっています。このような社会からの注目は、担い手にとっても大きな意味を持つそうです。

荒深さん

ふるさと納税でもそうですが、クラウドファンディングでは応援者の姿や声を実感することができます。「こんなに多くの方がゴルフクラブの良さを認めてくれている、応援してくれている」ということを、同業者みんなに知ってもらいたい。そうすることで、「ゴルフ産業は勢いがある」という認識につながれば、後継者の意識を高め、育成することにもつながります。


現在55歳の荒深さんは業界でいちばんの若手です。ゴルフ製造に魅力を感じる後継者を育てるために、「ゴルフにはこんなに社会から関心持たれている」という実感を得てほしいと考えています。

荒深さん

引退したプロゴルファーなどが、ジュニア選手を育てる取組などを展開するという動きが全国的に盛んになっています。そういった取組も「国産ゴルフを育てる」ということにつながってくると感じています。いつかは連携して、ともに国産ゴルフ産業を盛り上げていきたいと思っています。


さまざまな共感を積み重ね、地場産業の活性化を目指す。荒深さんの挑戦が始まります。

< このプロジェクトを応援したい!もっと詳細を知りたい!という方は下記のページをご参照ください >     「国産ゴルフクラブ発祥の地で老舗が挑む直販プロジェクト」への「ふるさと投資」もこちらから。
刀鍛冶職人直販のゴルフクラブファンド(外部サイトへのリンク)

事業者の紹介

株式会社東邦ゴルフ

< 会社沿革 >

昭和37年 創業
昭和47年 現在地へ移転
昭和57年 工場新築
昭和58年 カーボンヘッド発案販売
昭和60年 工場新増築

< 営業理念 >

東邦ゴルフは、某有名メーカーの商品販売と自社クラブの製造を行う国内ゴルフクラブ製造工場です。当店のクラブはなぜ安いの?とお客様からよく伺うのですが、それはズバリ工場直販のプライベートブランド(PB)だからです。
メーカーの技術と当社技術をクラブに注ぎ、店頭では手に入らない商品をお届けしております。

<参考ウェブサイト>

<ご注意(必ずお読みください)>

ふるさと投資は、元本及び分配金が保証されているものではありません。したがって事業者の財務、経営悪化などにより、損失が生じる可能性があるといったリスクが考えられます。本ホームページは投資勧誘を目的とするものではありません。また、本ホームページで紹介しているプロジェクトは、外部有識者を中心とした審査委員会の審査にもとづき選定していますが、前述のリスクを排除するものではありません。兵庫県及び(公財)ひょうご産業活性化センターは同プロジェクトに対する投資を行った結果に対し、一切の責任を負うものではありません。