HOME >  プロジェクト紹介(平成29年度) >  兵庫産・ハラール対応の和食で「食のバリアフリー」プロジェクト

キラリひょうごプロジェクト紹介

兵庫産・ハラール対応の和食で「食のバリアフリー」プロジェクト

<概要>

兵庫県産の食材で惣菜やスイーツを開発し、「ハラールは誰でも美味しく食べられる」という新常識を世界へ発信する、株式会社日ノ本食産のプロジェクトをご紹介します。

このプロジェクトを応援する、ふるさと投資はこちら
ハラール和惣菜/スイーツファンド(兵庫)(外部サイトへリンク)

お話いただいたのは・・・

日乃本食産株式会社(ひのもとしょくさん) 【三田市】

会社略歴

昭和60年5月 創業
平成9年11月 製造工場として有限会社華扇を設立
平成22年2月 経済産業省の農商工連携事業に認定される(丹波栗・兵庫県産栗)
平成25年 兵庫県物産協会「五つ星ひょうご」認定(純正栗きんとん)
平成27年 兵庫県物産協会「五つ星ひょうご」認定(大っきな黒豆くず餅)
平成27年 食の製造安全基準であるFSSC22000取得
平成28年3月 「接待の手土産セレクション」(ぐるなび主催)で「純国産胡麻豆腐」   が最高賞である 『秘書の話題賞』を受賞
平成28年9月 日本ハラール協会より本社工場が機内食を除くと国内初になるハラールキッチン認証取得
平成29年1月 神戸市立フルーツフラワーパーク内でハラール工場の稼働を開始
平成29年4月 「接待の手土産セレクション」(ぐるなび主催)で「焼き栗きんとん」が和菓子部門の特選を受賞

プロジェクトの背景

日本の食事を届けたい

日常生活で耳にすることが多くなってきた“ハラール”という言葉。「イスラム法において合法」という意味のアラビア語で、食の分野においては「ムスリム(イスラム教徒)が問題なく食べることができるもの」を意味します。豚とアルコールの含まれる食事が禁止されているということは有名ですが、その他にも原材料や製造工程表に至るまで、様々な条件を満たす必要があります。

日乃本食産株式会社(以下、日乃本食産)
私たちの工場では、日本ハラール協会のハラール工場認証を取得しています。世界基準の認証を取得した“ハラールキッチン”で、FSSC22000の食品製造安全管理の基準にのっとり、衛生的な工場で生産された和の料理や惣菜、スイーツを製造していきます。
近年世界各国から日本を訪れる観光客が増加していますが、2020年の東京オリンピックを控え、今後より多くムスリムの方が訪日されることが見込まれています。私たちの会社にも、すでに多くのホテルから問い合わせをいただいています。

ムスリムの方が日本で食事をしようとすると、これまでは多くの課題がありました。

日乃本食産
東南アジアから日本を訪れる観光客のうち、10人に2人~3人はムスリムであると言われています。もし団体客の場合であればどうでしょうか。ハラール対応の食事を提供する店は限られているため、「ムスリムに合わせて、行動を共にする他の7人~8人も食事場所を変えなければならない」という状況が起こってしまいます。これでは、日本での団体行動が制限されてしまいます。特に、ハラール対応の食事を提供していないホテルに宿泊した場合、外部の店舗が空いていない時間帯には朝食を取りたくても取れないなど、深刻な問題となっています。受け入れ側のホテルも対応を迫られ困惑している状態です。
また、飛行機で提供される機内食にも課題があります。ムスリムが選べる食事は搭乗前に事前申し込みをした”ハラール対応のケバブ”等のトルコ料理などに限られています。せっかく日本を訪れても、和食を口にする機会はほぼありません。

ハラールを選んでも、選ばなくても、だれかが我慢しなくてはならない。
このような状況を変えたいという思いが、今回のプロジェクトにつながりました。

日乃本食産
私がハラールという言葉をよく耳にするようになったのは、5年程前からだったかと思います。世界人口の25%がムスリムでも、当時はハラール対応の料理を選ぶ人は少数派だと考えていましたので、「なぜわざわざ市場の狭い少数派を相手にした食事をつくるのだろうか」と感じていました。でも今は違います。「ハラールを必要とする人もそうではない人も、だれもが安心して美味しく食べられる食事を作れば、市場の全てをカバーできる!」と発想を転換したためです。

この気づきが、同社の取組を大きく進めていくことになりました。

社会への効果

兵庫県産の食材で、新しいグローバルスタンダード(世界標準)を

日本にたくさんある美味しい和食、スイーツをムスリムにも楽しんでもらいたい。その思いは地道な調査を重ね、着実に前へ進んでいます。

日乃本食産
私たちが最終的に目指すのは「食のバリアフリー」です。日本人が食べても美味しいし、ムスリムの方が食べても美味しい。誰が食べても美味しいことを大前提として開発を手掛けています。そうすればホテルにとってもムスリム向けとしてだけではなく、通常のメニューの中へ私たちの料理を取り入れていただくことができます。宗教国籍の壁を越えた和食です。
もちろん、ただ和食をハラール対応の食材や環境で作ればいいということではなく、“ムスリム好みのメニュー”など傾向がありますので、経済産業省が実施する「国際化促進インターンシップ事業」を通じインドネシアとスーダンから若者に来てもらい、彼らに意見を聞きながら開発しています。大阪大学の留学生に向けてもアンケートを実施しました。

「食のバリアフリー」の推進には、兵庫県産の食材も欠かせないといいます。

日乃本食産
安心で安全、「誰が食べても美味しい」を実現するため、兵庫県全域にある様々な食材を活用していきたいと考えています。兵庫県は地域によって、気候も環境も違いがありますので、どこか一つの地域に限らず全域をくまなく見渡し、食材を柔軟に取り入れていきたいと思います。

また、2020年の東京オリンピックだけでなく、その前後においてもハラールの需要は増えていくと予想されています。

日乃本食産
来年度からはオリンピック候補選手団の事前合宿が全国各地で始まります。事前合宿を受け入れる地域では、ホテルの食事などに対応が必要です。そうなると、今から2019年ごろまでに対応が求められますので、私たちが開発する和惣菜やスイーツへの需要はどんどん増えていくと考えています。
また、オリンピックをきっかけに初めて日本を訪れた観客が、何年か後にもう一度訪れるということもあると思います。そういった意味では、オリンピックはあくまでスタートラインです。様々な国籍や宗教の方々が短期間に訪日されるオリンピックは、このプロジェクトに代表される様に、日本における食のバリアフリーが進んでいくきっかけになればと思っています。 

ハラール食品の製造拡大が地域の活性化につながっていく。食を通じ誰もが幸せになれる。そんな取組が始まっています。

< このプロジェクトを応援したい!もっと詳細を知りたい!という方は下記のページをご参照ください >
兵庫産・ハラール対応の和食で「食のバリアフリー」プロジェクト」への「ふるさと投資」もこちらから。
ハラール和惣菜/スイーツファンド(兵庫)(外部サイトへのリンク)

※本ページへ記載している内容は、2017年12月現在のものです。

<ご注意(必ずお読みください)>

ふるさと投資は、元本及び分配金が保証されているものではありません。したがって事業者の財務、経営悪化などにより、損失が生じる可能性があるといったリスクが考えられます。本ホームページは投資勧誘を目的とするものではありません。また、本ホームページで紹介しているプロジェクトは、外部有識者を中心とした審査委員会の審査にもとづき選定していますが、前述のリスクを排除するものではありません。兵庫県及び(公財)ひょうご産業活性化センターは同プロジェクトに対する投資を行った結果に対し、一切の責任を負うものではありません。